夫婦喧嘩で警察を呼んでいいの?通報すべき状況と、呼んだ後に起こることを解説

夫婦喧嘩で警察を呼んでいいの?通報すべき状況と、呼んだ後に起こることを解説
  • URLをコピーしました!

喧嘩がエスカレートして、殴られた。物を投げられた。怒鳴り声が止まらない。「警察を呼んでいいんだろうか」「こんなことで110番していいのかな」「呼んだら余計に大ごとになるかも」——そんな迷いの中でこの記事を読んでいる方がいるかもしれません。

まず、はっきり伝えたいことがあります。身の危険を感じているなら、警察を呼ぶことはためらわなくていいです。

この記事では、夫婦喧嘩と警察の関係について、正確な情報をわかりやすくお伝えします。

目次

夫婦喧嘩で警察を呼んでいい状況

暴力を振るわれている・振るわれそうになっている

殴る・蹴る・物を投げつける・首を絞めるなどの行為は、たとえ夫婦間であっても刑事事件に当たります。夫婦だから許されるということはありません。「配偶者からの暴力」はDV防止法によって保護される対象です。

怪我を負わせた場合は傷害罪、身体への暴行は暴行罪に該当します。警察は「夫婦の問題だから」という理由で対応しないことはありません。

身の危険を感じるほど激しく怒鳴られている

暴力はないが、恐怖を感じるほどの怒鳴り声・脅しの言葉・物を壊す音・「殺す」「出て行け」などの言葉が続いている場合も、心理的DVに当たる可能性があります。110番通報することで警察官が来て状況を確認し、必要に応じた対応をとってくれます。

子どもがいる場面で暴力や脅しが起きている

子どもの前で激しい暴力や脅しが行われることは、子どもへの心理的虐待にもなりえます。子どもの安全のためにも、警察への連絡を躊躇わないでください。

相手が冷静さを失っていて制止できない

自分一人では相手の暴力や怒りを止められない状況で、危険が迫っているなら警察に来てもらうことが最も現実的な方法です。

「こんなことで呼んでいいの?」と思ったら

「大げさかな」「呼んだら相手が怒るかも」「後が怖い」という気持ちで通報をためらうことは多いです。しかし考えてほしいのは、呼ばなかったことで状況が悪化し、より深刻な被害が起きた場合のほうがはるかに取り返しがつかないということです。

警察は「夫婦喧嘩だから関係ない」とは言いません。身の危険を感じているならすぐに110番してください。

警察を呼んだらどうなるか

警察官が現場に来る

110番すると警察官が自宅に来ます。状況の確認・双方からの聴取・怪我の有無の確認などが行われます。その場で逮捕されるかどうかは状況によって異なりますが、暴力の証拠がある場合・相手が暴行を認めた場合・継続的な危険がある場合などは、任意同行や逮捕につながることがあります。

相手がその場を離れることを求められる

警察官が来ることで、相手が一時的に別の場所に移動することを促される場合があります。緊急の危険を取り除くための措置として行われます。

DV被害として記録が残る

警察への相談・通報は記録されます。後の離婚手続き・保護命令申請などの際に、被害を示す記録として役立てられることがあります。

警察以外の相談窓口

警察に電話する以外にも、利用できる相談窓口があります。

配偶者暴力相談支援センター

都道府県に設置されているDV相談の専門機関です。被害相談・一時保護・法的手続きのサポートなど、幅広い支援を受けることができます。

DV相談ナビ(#8008)

電話番号「#8008」(はれれば)にかけると、最寄りの配偶者暴力相談支援センターに繋いでもらえます。全国どこからでも利用できます。

DV相談プラス(オンライン・LINE)

LINEやメールでのDV相談も受け付けています。声を出して話すことが難しい状況でも利用しやすい窓口です。

女性相談センター・よりそいホットライン(0120-279-338)

24時間365日、無料で相談できる電話窓口です。DV・虐待・生活全般の困りごとについて話を聞いてもらえます。

通報後の「後が怖い」に対して

「通報したら相手がもっと怒って危険になる」「お金や住む場所がなくなる」という不安から、通報に踏み切れないことがあります。

配偶者暴力相談支援センターや女性センターでは、一時保護シェルターの提供・生活支援・法的手続きのサポートなど、通報後に安全を確保するための具体的な支援を受けることができます。「通報したら一人になる」ではなく、「通報することで守ってもらえる仕組みがある」ということを知っておいてください。

「夫婦喧嘩」と「DV」の違い

夫婦間でも感情的になって言い合いになることはあります。それ自体はどの夫婦にもあることです。しかし以下の行為は「喧嘩」ではなく「DV(ドメスティックバイオレンス)」に当たります。

  • 身体的暴力(殴る・蹴る・物を投げる・押す・締め付けるなど)
  • 精神的暴力(激しい罵倒・脅し・行動の監視・孤立させる・否定し続けるなど)
  • 性的強要
  • 経済的支配(お金を渡さない・働くことを禁じるなど)

「暴力と言えるほどじゃないかも」と感じていても、恐怖心を感じながら生活していること自体、異常な状態です。一人で抱え込まず、相談窓口に話してみることをおすすめします。

まとめ

夫婦喧嘩であっても、暴力・脅し・身の危険を感じる状況なら警察を呼ぶことは正当な選択肢です。「大げさかな」という遠慮は必要ありません。

警察に加え、DV相談ナビ(#8008)・よりそいホットライン(0120-279-338)・DV相談プラスなど、複数の相談窓口があります。声を出せない状況でも利用できるLINE・メール相談もあります。

あなたの安全が最優先です。一人で抱え込まず、できることから動き始めてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次